一本杉通り かわら版
明日から2日間、一本杉通りは「秋の大市」です。
別名「おとき市」は、木越山・光徳寺(浄土真宗本願寺派(西本願寺))の報恩講の日の門前市が始まりです。
この寺は、今では地元の人でもあまり由緒を知る人はいませんが、この寺を語らずして一向一揆の歴史は語れないと言うくらい由緒のある寺であり、また江戸時代、能登の大半の地域の触頭(ふれがしら)でありました。
そのような由緒もあり、昔は報恩講がある文化の日(旧明治節)は、門前の一本杉通りや御祓川河畔の植木市の露店が並ぶ一帯が、他人と体が触れ合うことなく歩く事が不可能なくらいの人混みで賑わったようです。
現在では昔ほどの人出はなくなりましたが、それでも例年、市内外から3万人を超える程度の人出で賑わいます。
旧市立中央図書館前では、七尾の親善都市・丸亀市から讃岐うどんの手打ち実演販売なども行われます。本場そのままの味を味わえるので、毎年多くの人が楽しみにしています。
<アクセス>
JR七尾駅から徒歩約5分
駅前の2ビル(パトリアとミナクル)をつなぐ空中回廊の下をくぐり、まっすぐ北方向に延びる道を進めば、露店が並ぶ御祓川沿いに出ます。
赤い欄干のある仙対橋の場所で左折し、西に進めば、橋脇から一本杉通りです。
一本杉通りの西端近くが光徳寺になります。