長谷川等伯生誕の地
七尾出身の絵師長谷川等伯の生涯を描いた小説「等伯」が
直木賞を受賞ししました。
もちろん、七尾市としては観光集客のの目玉として使いたいところでしょう。
どのような方法がいいのかこれから検討されることでしょう。
女性観光客をねらう
いろいろな観光スタイルがあります。
たとえば、組合の団体旅行・旅行会社の観光ツアー・
個人観光客・・ファミリー旅行・女性同士(親子・友達数名・会社の慰安旅行)
いかがでしょうか??あまり少人数の男性同士の旅行はないですよね。
・・・視察旅行ですか・・。
一本杉通りでも何か帰りに土産を買っているのは女性です。
観光旅行で主導権および財布のひもを握っているのは、、女性ですね。
「花嫁のれん」は40代~70代の女性には例外なく人気
母親になった女性には、ハレの日に彩られるこの美しい「花嫁のれん」には、
特に感銘を受けるらしく、遠方から団体観光客や個人観光客が訪れます。
花嫁のれんの持つ美しさと背景にある物語は、
その1枚の友禅画に込められた嫁ぐ娘を送る親の思い、
嫁ぐの日の華やぎ、そして花嫁のれんに込められた女の覚悟が感じられます。
また、嫁ぐ実家の家紋が入るのも興味の的です。
実家の紋をくぐり、嫁ぎ先の仏間参りへと進む結界とも位置付けられます。
※「花嫁のれん」とは、幕末明治のころより、旧加賀藩の能登・加賀・越中に根づいた独自の民
衆に受け継がれる風習です。
花嫁は加賀友禅で描かれた吉祥模様の美しいのれんを婚家に持参し、花婿の家の仏間の入り口に掛けます。両家の挨拶を交わした後、花嫁のれんをくぐり、先祖の仏前に「これからよろしくお願いします」とお参りしてから結婚式が始まるのです。
花嫁のれんの歴史的価値
花嫁のれんの図柄は
明治・大正・昭和・平成と、それぞれの流行と時代背景が色濃く残る大切な歴史遺産です。
戦時中は赤が使えなかったとか、明治時代は紫が主流だとか、平成は赤が多いとか・・・。
花嫁のれん館の建設に向けて
花嫁のれん展実行委員会では、花嫁のれんの収集も検討中です。
前田利家の統治に残る民衆の麗しき風習
利家が金沢入城前には、七尾市の小丸山に居城していました。
花嫁のれんは、その時代から民衆に脈々と受け継がれる風習です。
このため、利家がその後治めた加賀・能登の一部・富山県の一部に残っています。
歴史街道一本杉通りでは、過去のいろいろな遺産・風習に命を吹き込みます。
例えば、奥能登地方に伝わる「あえのこと」は
(平成21年)、ユネスコの世界無形遺産に登録されています。
「花嫁のれん」のお嫁入りの儀式もどうでしょうか?
後世に残しておきたい麗しいハレの風習ですね。
道下 正樹
次に続く
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