一本杉通り かわら版
一本杉通り今昔 | 2010年2月10日
建国記念日は、記紀中で神武天皇が即位したとされる日(紀元前660年2月11日)を祝日としたものです。ただし神話に基づく祭日なので、歴史的根拠が薄いといわれています。この日は戦前は紀元節とかいわれ、やはり神武天皇が即位した日として祝う日でした。敗戦後、この祝日は一旦なくなりましたが、その後復活運動が行われ、20年以上経過してから「建国記念日」として復活しました。
さて伝説の即位日から計算すると、1940年(真珠湾攻撃の前年)は皇紀2600年の年にあたり、その年の紀元節(2月11日)は日本全国お祭り騒ぎの特別な日となったようです。
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最近、一本杉通りの一部を構成する生駒町から、その時に特別の曳山などを出した際の記念写真が出てきました。
撮影場所は御祓川に架かった仙対橋(一本杉通りの東の入口にあたる)もしくはそれ以外の橋の上と思われます。
写真をよく見ますと、左上に神棚の鏡を大きくしたような大鏡、右上には神武天皇らしきと、皇子(綏靖天皇?)らしき人形も写っています。船の舳先も見えるから、おそらく船の形をした山車であったのでしょう。
また写っている人たちは、主に生駒町の若衆と子供たちでしょう。
活気があった頃を想像させてくれます。