能登・七尾市・一本杉通り。h24年度振興会が10年間の街つくりに対し、第6回ティファニー財団賞・伝統文化大賞を受賞。

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一本杉通り かわら版

商店街から見た『まちづくり』について (その2)

一本杉通り観光 振興会活動 | 2011年4月 7日

H24年、能越自動車道の開通

H26年、北陸新幹線の開業


さて 七尾市を取り巻く環境は、能越自動車道への乗り入れと、北陸新幹線開通を控えています。能越道の開通は、名古屋・岐阜との時間短縮はもちろん、北陸自動車道と直接つながることになります。現在能越道は氷見まで開通していますが、氷見のフィッシャマンズワーフでも観光客の増加が確認されています。そして氷見・高岡周辺の人口30万圏に30分~1時間以内でアクセス可能となり、陸の孤島であった七尾市がまさに同じ土俵に上がる事になります。

太平洋側および内陸からスムーズにつながる日本海・能登への玄関口として、七尾市は大きなチャンスであり同時にさらなるピンチでもあります。

七尾市はこの能越道の開通にもっとPRや氷見・高岡との連携を強めてもいいのではないでしょうか。長野に人を送るときに、高岡駅まで車で送るしか手段はありません。高岡は路面電車の整備を進め、まちなかの利便性の向上に努めていますが、七尾と高岡(さらに新高岡)との交通手段(バスなど)を整備して欲しいものです。

七尾市は地理的に、金沢市より氷見・高岡が近いのです。これまでは県も違いますし、何より石道山系の壁がありましたが この道路の開通で、とても身近になることでしょう。

 


交流人口の増加から、定住人口の増加へ


毎年1000人近い人口減少と超高齢化が進む七尾市では、交流人口つまり観光客の誘客が重要であることは間違いありません。

一連の名古屋・東京・関西展および今年8回を数える「花嫁のれん展」の成功で一本杉通りに訪れる方は確かに増加しています。

一本杉通りは観光地化されていないところがかえって新鮮だと言われます。ありのままの街の生活や商売を見てもらうことが今の観光だといいます。確かにいかにも観光地っぽい街は飽きやすいのかもしれません。

しかし 交流人口が増えるだけでは我々中心市街地の商店街は生き残れないのです。人口が減少する街は商店が減っていくのは当然の流れです。逆に言えば、人が住むところ・集まるところに商店街は形成されていくのです。空き店舗に商店を誘致するのと同じくらい、空き家に住んでもらう事も重要です。 これは両輪の馬車のようにいづれも必要です。

 仕事が無いと言われるなら、もちろん企業誘致も必要ですが、氷見・高岡への通勤圏と考えることも必要かもしれません。そして官民協力のもと、七尾市の魅力(おいしくて豊富な魚や農作物など)を最大限にPRして定住人口の増加を強く切望します。

 

 


 


M.M

 



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